酸味の美味しい中米産コーヒー豆2種ご紹介
年末年始にひそかに新商品を追加したので、今回はそのご紹介です。
・エルサルバドル/ロマ・ラ・グロリア農園・パカマラ・ナチュラル
今回はこの二つをまとめて解説していきます!
標高2,000mの高地で栽培されたコスタリカ産コーヒー豆
まずはコスタリカ。
こちらは何と言っても標高2,000mで栽培された点がポイント。
( ´_ゝ`)...フーン
、、、うん。まぁ、そんな反応でしょうね(^_^;)
なんで標高?と思うかもしれませんが、コスタリカやエルサルバドル、グアテマラ、メキシコ、ホンジュラスなどなど、中米ではグレード(格付け)の評価基準が標高のものが多いのです。
SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)とかSHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)とか豆の銘柄に書かれているのをみたことありません?
ウチでも以前「グアテマラ/SHB・アンティグア・ジャスミン」なんて豆を扱ったことがありますが、この "SHB" って部分のことですね。
国によってグレード表記や基準となる標高は変わってきますが、コスタリカの場合、SHB(最高品質)→ GHB(高品質) → HB(良質)みたいな感じで段階があります。
◆ コスタリカの格付け基準
SHB ー 標高1,200〜1,650m
GHB ー 標高1,000〜1,200m
HB ー 標高800〜1,000m
コスタリカの場合、標高1,650mが上限に設定されているんですが、近年ではこれよりさらに高い標高にも農地の開拓が進んでいます。
スペシャルティグレードなら標高1,650mを超えるものはよく出てくるんですが、2,000mというのはなかなか見かけないですね。
ちなみに「なんで標高が格付け基準なの?」って話なんですが、標高が高くなればなるほど栽培が非常に難しく、味や香りが優れたもの(高地産ならではのフレーバーが強くなる)になるからです。
精製についてはホワイトハニーなのでミューシレージの除去率は90%以上ということですね。ウォッシュドとあまり変わらないスッキリとした清涼感のあるコーヒーといった印象です。
浅めに焙煎してもチョコレートのような芳ばしい風味があって、わずかに柑橘系のフレッシュさがあります。クセの少ないスタンダードな味わいのコーヒーです。
エルサルバドル産は大粒のパカマラ種をナチュラル精製
次はエルサルバドルの方ですね。
こちらはパカス種とマラゴジッペ種の掛け合わせでできたパカマラ種という粒の大きい品種で、エルサルバドルで開発された代表的な品種です。
もともと酸味が強い品種ではあるんですが、精製がナチュラルなので少し酸味が抑えられてバランスが取れていることを期待して仕入れた感じですね。
まぁ、なにより
私が個人的にパカマラ好き
ってだけで仕入れたようなもんです( ´Д`)y━・~~
ナチュラルらしい華やかなベリー系の風味で、酸味が伴うことでサクランボとかトロピカルフルーツのようなみずみずしい果実感を感じられるコーヒーです。
焙煎度は両方ともハイローストで
コスタリカの方はカカオ系、エルサルバドルはベリー系と、明確な風味の違いを出したかったので、焙煎度は浅めの方が面白いかなと。
コスタリカは高地産による酸味、エルサルバドルは品種による酸味とそれぞれ異なる酸味を残したいなーと。ただ、あまり強すぎる酸味はウチのコンセプト的にアウトなので、日和ってハイローストにしたというワケ。
焙煎してる人にしかわからないかもしれませんが、
困った時はハイロースト
なんてことわざもあるくらいですからね!(´∀`)(注:ありません)
まぁ、コスタリカに関しては本当は深煎りの方が適性が高めなので、売れ行きが悪かったらしれっとフルシティロースト辺りに変更しちゃうかもしれません。
まとめ
中米のコーヒー豆は生産者の遊び心とか挑戦心みたいなものが垣間見れて、焙煎する側もその心意気にひっぱられてクリエイティブな発想になってしまいますね。
方向性の異なる2商品ですので、酸味の違いを楽しんでもらうのも一興かなと( ^ω^ )
酸味に関してはお店によってだいぶ強さが違うわけで、サードウェーブ系の浅煎りメインのコーヒー屋さんなんかに比べたらウチは全然おとなしい酸味です。
個人的には「添える程度の酸味」といいますか、飲んだときに無意識に酸味を感じるくらいが一番心地いいと思っているので、あんまり酸味酸味って連呼してると肩透かし食らわせることになってしまうかもしれません。
レモン丸かじりしたような酸味のコーヒーを出すお店もありますから、そういうのに慣れてる方にとっては酸味なんて感じないレベルだと思います(^_^;)
というわけで、興味がわいたら商品ページもぜひ覗いていってくださいね。
ではでは。
2コメント
2022.01.28 09:10
2022.01.21 12:53