今期のゲイシャは浅煎りで
今回はすでに毎年の恒例にもなりつつありますが、コロンビア産ゲイシャのご紹介です。
農園は毎回異なりますが、定番商品になって4回目ですかね。
今回はラ・エスペランサ農園産のゲイシャ豆です!はい、ドンっ!
最近はホントにスペシャルティコーヒーの生豆需要がすごくて、特にゲイシャとかアナエロビックみたいな少量生産の豆は、卸業者さんが販売開始するやいなや数分で売り切れてしまうなんてこともしばしば。
トップスペシャルティクラスのゲイシャ豆でここまでコスパがいいのはコロンビア産くらいのものですし、今年は生豆需要マシマシですから争奪戦は必至です(´-ω-`)
他国産のゲイシャとなるとコロンビア産の約2倍の価格ですし、かの有名なパナマのエスメラルダ農園産となると3倍以上の価格になりますからね。
エスメラルダ農園のオークションロットともなると天井知らずで、生豆10kgで車が1台買えちゃう価格だったりします。
まぁ、上を見ればキリがないゲイシャですが、今回販売を開始したコロンビア産のゲイシャ豆について紹介していきますね!
エスペランサ農園のゲイシャ
どーでもいいことですが「エスペランサ農園」って名前はホント世界中にありますね(^_^;)
コロンビアの南西部、バジェ・デル・カウカ県にある2ヘクタールくらいの小さな農園で、水捌けがよく、肥沃な産地として近年注目されている地域です。
この地域はエキゾチックで力強い風味を持ちやすい土壌だそうで、今回のゲイシャにもその影響が色濃く反映されています。
今回、焙煎してみて最初に感じたのはゲイシャならではの風味が強いってことですね。
ウォッシュドではありますが、青リンゴやトロピカルフルーツのような爽やかな果実のイメージを強く感じます。
まぁ、ゲイシャに求められるのはどちらかというと品の良さとか透明感だったりするので、風味が強けりゃいいってものでもないんですが、かなりのクリーンカップ(風味特性が明瞭)ではあります。
焙煎は初の浅煎りで
実は昨年、サイトをリニューアルした際に「浅煎り」という項目を追加していました。
ウチの場合、酸味をあまり強くださないことをウリにしていたので、以前はミディアムロースト(中煎り)をもっとも浅い焙煎度に設定していました。
ただ、ゲイシャって香りが揮発しはじめるタイミングが他の豆よりちょっと早いんですよ。
ミディアムローストでもフツーに美味しいんですが、ゲイシャらしさを求めるとちょっと物足りない感じになってしまうんですよね。
ゲイシャは渋みが少ないという特性もありますし、個性をフルに出すにはやはりシナモンロースト(浅煎り)辺りがベストかなと。
酸味については浅く焙煎するぶん、当然強めにはなってきます。
ゲイシャ自体のキメ細かい酸味の質や、ウチが使っている直火式焙煎機の特性もあって浅煎りの割には比較的穏やかな酸味でおさまっているとは思いますが、、、
レモンティーくらいの酸味が美味しく飲めればきっと大丈夫です。(ちょっと心配になってきた)
まとめ
コロンビア産とは言っても、そこはやはりトップスペシャルティクラスのゲイシャ。価格は200gで3,400円なので、他の豆と比較するとお高めの設定です。
世間では見た目の価格が大きいと売れ行きが悪いのか、100g売りしている焙煎屋さんが多いんですけど、100g換算だと1,700円ってことになりますね。
まぁ、そうやって考えると特別バカ高くもないかなと( ´Д`)y━・~~
「ゲイシャはパナマ産しか認めん!」みたいなセレブはさておき、一般的にはこのくらいの価格帯で手に入るゲイシャが、ほどよい高級感もあっていいのかなという気がします。
というわけで、よかったらショップの方も覗いてみてくださいね。
ではでは。
0コメント