コーヒーのお湯についてちょっとだけ気にしてほしいこと
今回はコーヒーに使う「お湯」について。
こんなこというと、
( ̄∀ ̄) < ウチは南アルプスの天然水使ってるんでー
、、、とかドヤ顔で言われてしまいそうですが(^_^;)
今回は水ではなく、あくまでも
「お湯」
について書いてみようかなと。
まずはコーヒーに使うお湯をそのまま飲んでみる
さて、これからコーヒーを淹れようと思っているそこのアナタ。
いま台所でお湯沸かしてますよね?
、、、え?沸かしてない?じゃあ、ちょいと台所へ行ってきてください。
そして、沸かしたそのお湯をカップに注いでそのまま飲んでみましょう。
無味無臭ですか?
無味無臭なら特に問題ありません。
「あれ?金属的な苦味がある?」
「ただのお湯なのになんか不味い」
とか思った人いたら素直に挙手!(`・ω・´)ノ
そんな人はこの記事を参考にコーヒーを淹れる環境を見直してみてくださいね。
お湯にはコーヒーだけが抽出されるとは限らない
深夜、私が薬を飲もうとしたときのこと。
水道の蛇口から水を注ぐのが面倒くさかったので、ヤカンに残っていた白湯で薬を飲もうとしたんですが、ひどい金属臭に思わず吐き出してしまったんですよ( ;´Д`)
一度沸かしたヤカンのお湯を使い切れずに放置することって日常生活ではままあると思うんですが、コーヒー淹れるときに水を注ぎ足して沸かすのは良くないなぁと思ったワケです。
電気ポットなんかも、残ったお湯を定期的に捨てたり、内部を洗浄するのがおっくうになりがちなので(衛生面も含めて)要注意ですね。
コーヒーってちょっとしたことで味や香りに影響がでる繊細な飲み物です。
でも、コーヒー自体がそれなりに味も香りも強い飲み物なので、お湯に付着した些細な風味には気付きにくいんですよね。
(´・Д・) < 気付かない程度ならべつによくね?
、、、ってまぁ、それもそうなんですが(^_^;)
せっかくのコーヒーの味や香りを阻害することになるので気にしてほしい、というのが売っている側の心情だったりします。
せっかくなら万全を期して美味しく飲みたいじゃないですか。
お湯にニオイをつけてしまう要因は他にもある
では次にドリッパーにフィルターをセットして、粉は入れずに直接お湯だけを通してみましょう。
無味無臭ですか?(2回目)
コレ、みさらし(無漂白)の薄茶色のペーパーだと藁とか木材みたいなネガティブなニオイがでることがあるんですよね。
なんならお湯の色がわずかに茶色くなっていることも、、、
昔は「白いフィルターは漂白剤使ってるからカラダに悪い」なんて言われてましたけど、そのときの知識のまま、みさらしのフィルターを使い続けている人って少なくないのでは?
これは塩素系の漂白剤を使用していた頃のお話。
今では、少なくとも主要メーカー(カリタやハリオなど)は酸素漂白なので健康面の安全性はもちろん、環境への影響も少なくなってます。
、、、というか、実際のところ健康に影響があったら、長年コーヒー業界で白フィルター使ってる人はみんなカラダ壊してるだろってハナシですよ( ´Д`)y━・~~
ちなみにみさらしのフィルターは「製造過程において環境負荷が少ない=エコ」と考えている人も多いと思いますが、実はこのニオイを軽減するために製造時に大量の水で洗い流しているのでむしろ環境負荷は高めだったりします。
しかも、その工程で製造コストが上がって、販売価格が高い場合すらあります。
それでもみさらしのペーパーの方が売上げは良いらしいので、世間一般ではオーガニックなイメージというのが先行しているのかもしれませんね。
ドリッパーとかサーバーもちゃんと洗えてますか?
もうコレ言い出すとキリがないんですけど、ドリッパーなんかもニオイが付着することがあります。
特にネルドリップする人はニオイが気になり始めたら、新しいネルに交換してくださいね。
ステンレスドリッパーなんかでもコーヒー液に触れてから長いこと放置されたりしていると、汚れが蓄積していってニオイの元になることがあります。
コーヒーの汚れにはコレですね。
はい、お掃除の味方「重曹」です。
医療用とか食品用とかいろいろありますけど、ムダに純度が高くてコスパが悪いので、掃除用のやつを使いましょう。
重曹は水に溶けにくいので、汚れに直接振りかけて、お湯をぶっかけたらそのまま10分くらい浸け置きしておくといいです。(※ただし銅製品は重曹と相性が悪く、傷みやすくなったり変質したりしますのでご注意ください)
そのあとは食器用洗剤とスポンジで軽くこすり洗いすればOK。
数ヶ月に一度くらい、ごくたまーにやる程度で構いません。
しっかり洗浄してキレイにしてあげると、味や香りはもちろん気分も良くなるってもんです♪
まとめ
というわけで、今回はお湯をテーマにフィルターのことや洗浄についても書いてみました。
今回はあくまでもハンドドリップの観点から書きましたけど、コーヒーメーカーなんかでも同じようなことが言えますので気にしてみてくださいね。
まぁ、こういうのあまり神経質になるのも考えものですが、「それは盲点だったわー」って人がひとりでもいれば書いた甲斐があったってことで。
コーヒーの美味い不味いは最終的には豆次第だと思いますし、せっかくの良い豆をちょっとしたことで台無しにしてほしくないので、注意喚起くらいに捉えてもらえると本望です。
ではでは。
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