ビジャロボス?なにそれ美味いの??
フルッタ・メルカドン以降3ヶ月ぶりの新商品発売。
その間にも在庫を追加購入した豆はいくつかありますが、夏場はあまり豆が売れないので新商品の投入って控えがちだったりするんですよ(^_^;)
今回はコスタリカから届いたこの豆について解説していきたいと思います。
ビジャロボス種という聞きなれない品種
ビジャロボス...
ドラ◯エとかF◯あたりで既視感ありそうな名前ですけど、コーヒー豆の品種です( ´_ゝ`)
とまぁ、ドヤ顔でいっておきながら実はワタシもよく知らない品種なんですよね。
コーヒーインストラクターのテキストにも載ってないような品種が最近やたらと多くて、もはやこの資格あまり意味ないんじゃ、、、?
ネットの情報の受け売りですが、ティピカだかブルボンだかの原種から突然変異でできたそうで、コスタリカが発祥らしいです。ふーん。
聞いたことない豆はとりあえず買ってみるというのがモットーなので即ポチでした。
あ、研究熱心だと褒めてくれて構いませんよ(*´ω`*)
(※ただの浪費家です)
さて、この豆のスペックをみてみると、標高が高い農園(2,050m)なので深めの焙煎に向いてそうですね。
このところシティローストの豆がずっと空席状態だったので、ちょうどいいかなと。
精製はコスタリカらしくハニープロセス(レッドハニー)ですね。
レッドハニーくらいになると生豆の表面に残った糖分が焦げやすかったり、薄皮が剥がれにくいのでチャフ残りしやすかったりと、焙煎的にはちょっと厄介だったりします(^_^;)
ちなみにこの豆、当店のなかでは売価は平均的な価格なんですが、仕入先の格付けは最上級クラスの「トップ・オブ・トップ」になってました。
COE(カップオブエクセレンス)入賞を狙えるレベルの味覚評価なので、通常はお高い豆であることが多いんですが、かなりのお買い得価格!
まさか書き間違いってことはあるまいなwww
このご時世にしてコスパ最高の豆であることに期待して、いざテストロースト!
あれ?飲んでみたら意外と、、、
さて、テストロースト翌日、さっそく淹れて飲んでみたんですが、
アレ?なんか失敗したかな(・_・;)
ってくらい、すこぶる平凡。
トップ・オブ・トップはやはり書き間違いだったのかな?と疑ったのは正直な話です。
しばらくエージング(という名の放置)して、1週間くらいたった頃に思い出したように飲んでみたらめちゃくちゃ美味い!((((;゚Д゚)))))))
まぁ、焙煎翌日だとまだ美味しさが全然発揮できないタイミングなのは当然なんですけど、通常は豆の個性は感じやすいものなんですよ。
ただ、この豆の場合は個性がウリの豆ではないので、エージングでの旨味の伸びしろが大きかったということなんですかね。
焙煎直後に出荷するウチみたいなスタイルだと、お客さんの第一印象が悪くなってしまいそうで困ってしまう豆ですね(^_^;)
その後、この豆のために焙煎プロファイルに少し手を加えた(甘味よりも香り重視にシフトした)ので、またちょっと印象は変わっているかとは思いますが、ちゃんと美味しい豆ですので誤解なきよう。
手堅い美味しさのある豆
肝心の味なんですが、原種がベースとなっている品種なので個性はそれほど強くありません。
アフターテイストに少しだけフラワリーな個性を感じましたが、基本的には上質でスタンダードな味わいです。
華やかな香り、透明感があって良質な酸味があって、
うまいコーヒーだなぁ。
って、しみじみとしちゃいます(*´ω`*)
シティローストってスイーツとの相性もいいですし、万人に好かれるクセのない味わいですので迷ったらこの豆選んでおけばハズさないと思います。
そういう意味ではギフトにもピッタリですね。
ニュークロップ(収穫から数ヶ月以内)の今のうちにぜひとも飲んでもらいたいコーヒーですので、早めのご注文お待ちしてます♪
ではでは。
0コメント