あなたのコーヒー粉はちゃんと膨らんでますか?しっかり膨らむ3つの条件
コーヒーを淹れる際に「蒸らし」という作業をします。「蒸らし」というのは、コーヒーの成分を抽出しやすくする準備体操のようなもので、コーヒー粉に少量のお湯を注いで30秒ほど待つとお湯に反応して粉が膨らみます。
写真のようなウェーブドリッパーを使うとカップケーキみたいな見た目になります。
※参考画像
こういうコーヒー粉の膨らみを一般的にはコーヒードームって呼びます。
コレ、たまに勘違いしている人がいるんですが、別に淹れ方のうまいヘタで膨らむわけではありません。下の三つの条件をクリアできていれば誰でも同じように膨らみます。
❶ 中煎り以上の焙煎度
❷ 焙煎後の鮮度(焙煎後1〜2週間以内)
❸ 淹れる直前に豆を挽く
コーヒー豆というのは多孔質と言って、目に見えないくらいの無数の小さな穴が開いています。この穴の数は焙煎度によって変わってきます。
浅煎りほど穴は少なく、深煎りになるほど穴が多くなります。
それとコーヒー豆というのは焙煎直後は炭酸ガスを放出しています。放っておけば数時間でガスの発生はほぼ収まりますが、上述した無数に開いている小さな穴にガスがそのまま居残ります。
時間がたてばそのガスさえも抜けていきますが、残っているうちにお湯に触れることでガスが噴出し、モコモコと膨らみます。なので「粉が膨らむ=炭酸ガスが残っている=新鮮」という指標になるんですね。
(* ^▽^*) < じゃあ、膨らめば膨らむほど新鮮で美味しいんですね!
って、思いがちですが、実はそうでもありません。
あまりに新鮮すぎると粉とお湯の接触が噴出するガスによって阻害されてしまうので、安定した抽出ができません。焙煎直後のコーヒー豆だと、ものすごい勢いで膨らみますが成分がうまく取り出せないので、かなりアッサリしたコーヒーになります。
かといって、全然膨らまないコーヒー粉というのも抽出が安定しません。古くて膨らまなくなったコーヒー粉は表面積にしっかりとお湯が接触してしまうので過抽出になりやすいです。
浅煎りのコーヒー豆だと穴が少ないために表面積が小さく、成分が取り出しにくいので、蒸らしのタイミングでスプーンで掻き混ぜたりして、やや強引に成分を引っ張り出すこともあります。
つまり、
(`・ω・´)b < ほどよく膨らむことが重要ってことです!
いや、ドヤ顔でなに当たり前のこと言ってんだ(^^;
とはいえ、膨らまないコーヒー粉でも、使う粉の量や淹れ方でカバーできてしまうこともあります。単純に「膨らむから良い」というワケではありません。
でもまぁ、ひとつ確実に言えることは
(`・ω・´)b < 膨らんだ方が気分が乗る!
これが真実のような気がしますねー( ´Д`)y━・~~
膨らまないコーヒーってなぜか抽出してて気持ちよくないんですよ。共感できるコーヒーマニアの方は「イイネ!」100回くらい押しといてください(心の中で)。
ではでは。
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