コーヒー豆の選び方 ロースト編
コーヒー豆を買うとき、あなたは何を基準に選んでますか?
見た目?生産地?焙煎度?精選方法?それともお店のコメント?
人それぞれに判断基準があると思いますが、まず知っておいてほしいのが「焙煎度」について。カッコ良く「ローストレベル」なんて言い方もします。
焙煎度(ローストレベル)とは
要はコーヒー豆にどれくらい火を入れたかということですね。お肉で言うところの「レア」とか「ミディアム」とか「ウェルダン」とかそんな感じ。
お肉の場合は食感とか風味が顕著に変わりますが、コーヒー豆の場合は主に「酸味」「苦味」が大きく変化します。まぁ、正確には甘味とか風味なんかもそこそこ変わりますが、主に酸味と苦味のバランスを取っていると考えると理解しやすいです。
大雑把に分けると4段階
昔からコーヒー店で使われている表現では4つの段階で分けます。
1.浅煎り
2.中煎り
3.中深煎り
4.深煎り
浅煎りは豆の個性がハッキリ出るかわりに酸味が非常に強く、青臭さも残りやすいため飲用として提供されることはほとんどありませんでした。(※現在では使っている焙煎機によっては提供しているお店もあります)
なので、いまだに昔ながらのコーヒー屋とか喫茶店にいくと、目にするコーヒーは主に中煎り・中深煎り・深煎りの3種類だったりします。
あと横文字での表記も存在します。
1.浅煎り
1-1.ライトロースト
1-2.シナモンロースト
2.中煎り
2-1.ミディアムロースト
2-2.ハイロースト
3.中深煎り
3-1.シティロースト
3-2.フルシティロースト
4.深煎り
4-1.フレンチロースト
4-2.イタリアンロースト
横文字になると8段階となり、より細分化されます。当店なんかもこの横文字での表記ですね。
べ、別にカッコつけて横文字使ってるわけじゃないですからねw
お店によっては深煎り全般を「ダークロースト」と呼んだり、両端の焙煎度を「極浅煎り」「極深煎り」なんて呼ぶこともあります。
つまり、これらの呼称はあくまで目安であり、お店基準の呼び分けです。A店のミディアムローストがB店のシティローストよりも焼き色が濃いなんてこともザラにあります。
おかげで焙煎店の店主とかと話しているときに話が微妙に噛み合わなかったり、焙煎度の表現を異常に嫌う店主なんかもいたりして、面倒くさいことこの上ない事態に陥ることもあります。
ちなみに豆ごとに適した焙煎度というのが無いわけではないですが、基本的にはどの焙煎度であっても焙煎することは可能です。例えば一般的に深煎りで提供することの多いマンデリンをミディアムローストで焙煎してみると、また違った面白さが顔を出すこともあります。
とはいえ、全ての焙煎度を全ての豆に適用させると販売方法がややこしくなりますし、味の説明がしにくいとか、諸々の理由があって1つの豆をいろんな焙煎度で提供することはあまりないですね。まぁ、ウチみたいなオーダー焙煎なら対応できないこともないので、希望があればやらないこともないですが、、、
さて、各焙煎度の特徴についてですが、長くなってしまうのでその辺はまた今度。今回はあくまで焙煎度についての概要でした。
ではでは。
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