エルサルバドル産ブルボン・ナチュラル販売開始のお知らせ
今回は新商品のお知らせ。
といっても、ゴールデンウィーク前にすでに販売開始しているので、
( ̄Д ̄) < いまさら何言ってんだ
って話ではあるんですが。
単に記事書くのサボってました(・ω<) てへぺろ
というわけで、今回はこの新豆「エルサルバドル/サンタリタ農園ブルボン・ナチュラル」について商品説明していきます!
エルサルバドル/サンタリタ農園ブルボン・ナチュラルのスペック
このコーヒー豆はブルボン種のナチュラル精製になります。エルサルバドルというと大粒のパカマラ種が有名ですが、実はブルボン種の生産も多いのです(`・ω・´)b
パカマラ種は酸味が強めの大粒豆ですが、ブルボン種は甘みがあって香り高い豆って印象ですね。特に今回の豆はナチュラル精製なので生豆の状態でもハチミツみたいな甘い香りがします。
味や香りの特徴
この豆はナチュラル精製なので、上の写真のように果肉のついた状態で乾燥し、果肉とパーチメントをまとめて脱殻します。
ナチュラル精製については過去に記事にしたことがあるのでこちらを参考に。
ナチュラル精製というと、代表的なものとしてエチオピア産やイエメン産なんかを思い浮かべますが、味や香りの傾向はちょっと違います。
「爽やかな酸味ー」とか「フルーティなー」という明るい感じではなく、もっとダークでビター。熟したフルーツのようなまったりとしたコクがあります。
今回はやや深めの焙煎(フルシティロースト)で提供するので、風味はだいぶ抑えられてしまいますが、プラムとかカシスのようなダークチェリー系の風味といえばわかりやすいでしょうか。カラメルのようなホロ苦い甘みも感じられると思います。
ボディがしっかりしているので、カフェラテとかミルクを使った飲み方も相性が良いと思います。
余談ですが、、、
ちなみにこの豆、PRIVATE STOCKを開店する際に一番最初に仕入れた記念すべき豆でした。ただ訳あって販売はしなかったんですけどね。
当時仕入れたとき、この豆はあまり品質がよくなかったのですよ。
やたらと虫食い豆だらけで、コーヒー生豆から生きた虫(ちっちゃな毛虫みたいなやつ)が出てきたのは、後にも先にもこのときくらいのもんです(´・ω・`)
風味もちょっと変質しているのか梅ガムみたいな変な香りで、うっすらとカビ臭さみたいなものも感じました。
さすがに販売に回すのはどうかと思って、焙煎練習用として自家消費することにしたんですが、ナチュラル特有の風味を生かすために浅めの焙煎ばっかりしてたんです。
まぁ、しょせん梅ガム風味ですけど。
仕入れた4kgの生豆をほとんど焼き捨てても全然美味しく焙煎できないので、最後にヤケクソでイタリアンローストまで深く焼き込んだんですよ。
そしたら、あらビックリ!
まぐれ当たりでものすごく甘くて美味しいコーヒー豆が焼けたんです\(^o^)/
深煎りをブラックで飲んで、あそこまで甘いコーヒーというのは人生振り返ってみても飲んだことはないですね。そのくらい劇的に変化したんです。仕入れ直そうかとも思ったんですが、その時のロットはもう終売してたんですよね。
2019年になって生豆業者に再入荷していたので、その奇跡を夢見て今回仕入れてみたんですが、、、
幸か不幸か今回は高品質っていう( ´△`)
本来喜ぶべきことなんだけど、なんだこの複雑な気分(-_-;)
深煎りも試してみたんですが、以前のものとは全然違う。そもそも梅ガムの香りなんて今回は微塵もない。いや別に梅ガムらしさを求めてるワケじゃないんだけども。
それはさておき、色々試した結果、無理に深煎りにこだわるより豆の素材感も出せる中深煎りくらいの方が今回は良いかなと。ちょうどグアテマラとかコロンビア(ナチュラル)辺りも終売してしまったので、その辺りの需要を埋める感じですね。
というわけで、早くもそこそこ売れてますが、重厚なコクとホロ苦いコーヒーがお好きな方はぜひ一度試してみてくださいね。
ではでは。
0コメント